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コラム

宮古島でしか出会えない奇跡!星の砂のすべて

宮古島のビーチでは、美しい星の形をした砂を見つけることができるのをご存知ですか?

その正体は、実は砂ではありません!星の砂の正体…それは、小さな小さな生き物の殻なのです。

この記事では、星の砂とはなにか?星の砂がどのようにして作られ、なぜ宮古島に多く存在するのか・星の砂が宮古島の人々の生活や文化にどのように関わってきたのか、そして現在直面している環境問題についても深堀りしていきます。

神秘的な星の砂の世界へ、あなたも一緒に探求してみませんか?

宮古島の星の砂とは?

盛られた砂の上にヒトデが4つ並び立てられている画像画像

宮古島の星の砂は、その名の通り星のような形をした小さな粒々で、ビーチに打ち上げられることで知られています。

しかし、この星の砂はただの砂粒ではなく…

正体は、主に有孔虫(ゆうこうちゅう)という小さな海の生き物の殻なのです。

有孔虫は、その名の通り殻に無数の小さな穴が開いているのが特徴で、ここから半透明の触手を出すことで動いて生活をしています。

この殻は炭酸カルシウムでできており、海中でプランクトンとして生活していました。

有孔虫が死ぬと、有機物が分解されて丈夫な殻だけが残り、波によって海岸に打ち上げられます。長い年月をかけて磨かれることで、美しい星の砂となるのです…!

有孔虫(ゆうこうちゅう)とは?
主に石灰質の殻を持ち、網状の仮足を使って生活する小さな原生生物の一種。一般的に1mm以下の小さな生物ですが、種類によっては数センチに達するものもいる。現生種だけでも数千種類が知られており、化石種も含めると数万種類を超える。

そして星の砂と呼ばれていますが、名前もちゃんとあり、正式名称は、「バキュロジプシナ」という名前なんですよ♪

宮古島のエメラルドグリーンの海と星の砂の関係

バキュロジプシナ(星の砂)は西太平洋の熱帯海域に広く分布しており、死後には炭酸カルシウムでできた殻が残り、海底の白い砂の一部となります。
実は、その殻が太陽光を反射し、エメラルドグリーンの美しい海を作り出しています。

つまり…

沖縄をはじめ、南国のビーチが白く見えるのは、このバキュロジプシナの殻が関係しているのです。

星の砂として知られるバキュロジプシナは、八重山諸島の竹富島や西表島で多く見つかりますが、沖縄本島で豊富に見つけられる可能性が高いのは、「エメラルドビーチ」や「トロピカルビーチ」といった人工ビーチです。

これらのビーチは、慶良間諸島の海底から採取された砂を使用して埋め立てられていますこの砂にはバキュロジプシナの殻が多く含まれているため、人工ビーチでも自然のような白い砂が見られるのです。

また、ハワイの有名な「ワイキキビーチ」も人工ビーチで、アメリカ本土から運ばれた砂が使われています。この砂には、ハワイの自然では見られない貝殻が含まれていることもあり、自然の海岸とは異なる特徴を持っています。

他にも、バキュロジプシナが好みやすい環境は以下の通り。

・宮古島の温かく透明度の高い海水

・豊富なプランクトン

・穏やかな海流

宮古島にはこのような、星の砂が生成されるための理想的な条件が整っています。宮古島が星の砂のパラダイスであるのには、こんなワケがあったのです!

そんなかわいい星の砂「バキュロジプシナ」を見つけてみたいと思いませんか?

でも実は、星の砂によく似た形の生物の殻も砂浜に落ちていることがあるんです!

一体、それは何の殻なのでしょうか?

バキュロジプシナに似ているカルカリナは星の砂もどき!?

実は、たくさん存在する有孔虫の中には、星の砂にとても似ている「カルカリナ」という生き物がいます。

バキュロジプシナに比べると、形状は多様で、球形に近いものや棒状の突起を持つものなどがあります。

表に違いをまとめたので、見ていきましょう。

特徴バキュロジプシナカルカリナ
形状星形球形、棒状の突起など
大きさ比較的大比較的小
殻の構造穴が多く、シンプルな構造突起が多く、複雑な構造

バキュロジプシナもカルカリナも、どちらも有孔虫という単細胞生物の殻です。両種とも暖かい海の浅瀬に生息しますが、具体的な生息環境は種類や地域によって異なります。

有孔虫はどうやって増えるの?

有孔虫は、殻のふちからアメーバの一種の原生生物の小さな芽を出すことで増えていきます。

その芽が成長して新しい小さな有孔虫となります。バキュロジプシナは100個以上の芽を出すことができます。

星の砂のすみかはどこ?

では、星の砂のすみかはどこでしょう?星の砂を見つけるには、少しだけ冒険が必要です。

サンゴ礁の近く

星の砂は、岸から数百メートルから数キロメートル離れたサンゴ礁のふちあたりで暮らしています。

ビーチ

波によって岸近くに運ばれ、ビーチに流れ着くことも。特にサンゴ礁に近いビーチで見つかることが多いです。

星の砂が島をつくることも

良い条件が揃うと、有孔虫が海流によって一か所に集まり、積もって島になることも!

例えば、沖縄県の西表島にある「星砂の浜」は、有名な星の砂スポット。他にもあたたかい海をもつ地域で星の砂に出会えます。

星の砂の殻の中身はなに?

左に”星の砂の殻の中身はなに?”と記載。白い砂浜にヒトデや貝殻が散らばり置かれている画像

さてここまでは、星の砂の正体は、有孔虫という生き物の殻だった!というお話をしてきましたね。では、その殻の中身とは?

星の砂の殻の中には、生き物の本体である原形質がぎっしり詰まっています!

この原形質は、酸などで殻を溶かすと、肌色の柔らかい部分として現れます。そして、この中に驚くべき秘密が隠されているのです。

星の砂の中には、珪藻(けいそう)と呼ばれる藻の一種が共生しています。これは、サンゴと褐虫藻(かっちゅうそう)の関係に似ていて、お互いが助け合って生きているのです。

珪藻は、太陽の光を使って光合成を行い栄養を作り出します。星の砂は、この栄養を分けてもらいエネルギー源として利用しています。

一方、星の砂は、珪藻が光合成を行うために必要な二酸化炭素や住み家を提供しています。

環境の変化に強い星の砂

サンゴ礁では、海水温の上昇などにより、サンゴが白化現象を起こすことがあります。しかし、星の砂ではこのような現象はほとんど見られません。
これは、星の砂が珪藻と共生することで、環境の変化に強く、安定した生活を送ることができるためと考えられています。

星の砂のユニークな食事

星の砂は、口のようなものがありません。代わりに、棘の先端から細い糸のような偽足を出して、周りのバクテリアや珪藻などを捕まえて食べています。しかし、エネルギーのほとんどは、共生している珪藻が作り出す栄養に頼っているようです。

なんとエコな星の砂ちゃん…。けなげでかわいい!

つかまるのが得意!

星の砂は、棘の先端から粘着性の物質を出して、岩や海藻などにくっついて生活しています。まるで小さなアンカーのように、特定の場所にしっかりと固定されるのです。

星の砂は、その小さな体の中に、驚くべき生態系を築き上げています。珪藻との共生関係や独自の食事方法など、まだまだ謎の多い生物ですが、その神秘的な姿は私たちを自然の素晴らしさに気づかせてくれます。

星の砂の寿命ってあるの?

星の砂って、永遠に砂浜にキラキラ輝いているように思えますよね。でも、実はこの小さな星形の砂粒にも、寿命があるんです。研究によると、星の砂のもとになる有孔虫の寿命は、約1年半くらいと言われています。

つまり、私たちがビーチで拾う星の砂は、かつて生きていた小さな生き物のお墓のようなものなんです。

しかし、死んだ有孔虫の殻は、ただ砂浜に漂っているだけではありません。星の砂は、サンゴ礁の隙間を埋めて、サンゴ礁を丈夫にする働きもしています。まるでコンクリートの骨材のように、サンゴ礁の基礎を作るのに一役買っているんです。

ここまで読んでだんだん星の砂が可愛く思えてきたころですよね!

星の砂に関する研究は現在も進行中であり、まだ解明されていない謎も数多く存在します。

例えば、なぜ特定の場所で特定の形の星の砂が形成されるのか、そのメカニズムは完全には解明されていません。

星の砂には、そんなミステリアスな一面もあるんです!

宮古島の星の砂の歴史と文化

画像左にオレンジの陽の光が反射してグラデーションになっている波打ち際、右側に白い背景に”歴史と文化”と記載された画像

宮古島において、星の砂は古くから人々の目に触れる存在でした。美しいビーチに降り立つと、足下にきらめく無数の星形のかけら。それは、島民たちにとって単なる砂ではなく、自然が織りなす神秘的な芸術品でした。

星の砂は、その美しさゆえに、古くから島民たちによって様々な形で利用されてきました。

・装飾品

星の形をした小さな貝殻をネックレスやブレスレットに加工し、身につけることで、自分や家族を守るお守りとして大切にされました。

・工芸品

星の砂を混ぜ込んだ陶器やガラス製品が作られ、贈り物や特別な日のための品として用いられました。

これらの利用法は、星の砂が単なる自然物ではなく、島民たちの生活に深く根ざした存在であったことを物語っています。

星の砂にまつわる伝説や言い伝え

星の砂にまつわる伝説や言い伝えは、特に沖縄の八重山諸島で語り継がれています。星の砂は、その形が星のように見えることから、昔から神秘的な意味を持っているとされてきました。
以下はいくつかの有名な伝説や言い伝えです。

・恋人たちの星

星の砂には「恋人たちの幸運を呼ぶ」という言い伝えがあります。星の砂を恋人同士が一緒に集めると、永遠に幸せな関係が続くとされています。このため、観光客の間ではカップルが星の砂を探して持ち帰ることが人気です。

・神の涙

ある伝説では、星の砂は天の神様が流した涙が固まったものだと言われています。この涙は、神が地上の人々の争いや悲しみを見て嘆いた結果だとされています。星の形をした砂は、その涙が固まった美しい証として、沖縄の海岸に残されているという物語です。

・守り砂

星の砂は古くからお守りとしても使われてきました。特に漁師や航海者たちの間では、星の砂を持っていれば海での事故を避け、無事に帰ってこられるという信仰がありました。今でも星の砂をお守りにして持ち歩く人々がいます。

・伝説の生き物「星の神」

星の砂が実は小さな生き物の殻であることに基づいた言い伝えもあります。この伝説では、星の砂は「星の神」と呼ばれる小さな精霊が変化した姿とされています。

この星の神は、沖縄の自然や海を守っている存在で、砂として残ることでその役割を果たしていると言われています。

・平和と希望の象徴

戦争中に沖縄の人々が辛い時期を乗り越えるために、星の砂を希望の象徴としたという話もあります。星の砂は、海の美しさと自然の力を表し、人々に平和と希望をもたらす存在とされてきました。

これらの伝説や言い伝えは、星の砂をさらに神秘的で魅力的なものにしており、今でも多くの人々に愛されています。

星の砂にまつわる伝説は、地域によって少しずつ異なる場合があります。

そして、星の砂の正体が有孔虫の殻であるという科学的な事実と、人々の心の奥にある神秘への憧れが結びつくことによって、星の砂はより一層魅力あふれる存在になっていると言えるでしょう。

宮古島で実際に星の砂を観察できる場所

左上に”宮古島で実際に星の砂を観察できる場所”と記載。海中のサンゴにカラフルで様々な熱帯魚が集まっている画像

宮古島には、美しい星の砂を観察できるビーチが数多く存在します。
宮古島の美しい砂浜には、小さな宇宙を閉じ込めたような星の砂が隠れています!

ここでは、代表的な星の砂浜をご紹介します。各ビーチの特徴についても一緒に見てみましょう♪

吉野海岸

宮古島本島北部に位置し、静かで落ち着いた雰囲気のビーチ。周辺にはホテルや飲食店も少なく、自然を満喫したい方におすすめです。視界をさえぎるものが少ないので、水平線まで見渡せる解放感がたまりません!

吉野海岸の砂浜は、細かい砂粒の中に星の砂を見つけることができます。特に、潮が引いた後の砂丘をじっくりと探すと多くの星の砂と出会えるかも!

保良川ビーチ

宮古島本島東部に位置し、広大なビーチが魅力。海水浴やマリンスポーツを楽しむことができます。遠浅で穏やかな海が広がっているので、家族連れにもおすすめ!

広いビーチには無数の星の砂が隠れています。宝探し気分で砂浜をじっくりと探してみましょう!
保良川ビーチでは、海水浴はもちろんですが、カヤックやSUPなどのマリンスポーツも楽しめます!アクティブに楽しみたい方にもおすすめですよ。

渡口の浜

鮮やかな青い海と浜辺に続く歩道の両脇に鮮やかな緑の草木がある画像

伊良部島にある渡口の浜は、透明度の高い海と白い砂浜が美しいビーチ。シュノーケリングやダイビングスポットとしても人気があります。

透明度の高い海では、サンゴ礁や熱帯魚を観察できちゃいます!そして、その美しい海と白い砂浜にはたくさんの星の砂が…☆
伊良部島へのアクセスは、宮古島からのフェリーまたは橋を利用してアクセスしましょう。

白鳥岬

伊良部島にある岬で、断崖絶壁の絶景が楽しめます。星の砂も発見できることがあります。太平洋を一望できる絶景スポットとして有名!

絶景を堪能した後に、海岸線に降りてみると星の砂を発見できるかも?

天候によっては各ビーチが閉鎖されている場合がありますので、事前に情報を確認しましょう。また、海水浴を楽しむ際は、ライフジャケットを着用するなど安全に十分注意してくださいね。

星の砂は自然の宝物です。次の章では星の砂を観察する際のポイントについてお話していきましょう。

星の砂観察のポイント

右側に”観察のポイント”と記載。白いレンガ調の壁紙を背景に白いTシャツを着た女性が微笑みながら右肘を挙げて人差し指を立てている画像

宮古島で星の砂を観察する際、いくつかのポイントを押さえておくと、より楽しむことができます。
星の砂は、自然の美しさを間近に感じられる海の宝物。星の砂を探す際には、静かで人が少ない場所を選ぶと、ゆっくりと楽しむことができるでしょう。

特に、波が穏やかなビーチでは、星の砂が見つけやすいです。
より深く、星の砂の世界を楽しみたいあなたに、観察のポイントと写真撮影のコツをご紹介します!

最適な時期や時間帯

星の砂を観察するのに最適な時期は、比較的穏やかな天候が続く春から初夏にかけてです。

台風シーズン(夏後半〜秋)は、海が荒れるため砂の状態が変わりやすく見つけにくくなります。

また、満潮と干潮の時間帯を意識することも重要。干潮の時は海岸が広がり、砂の層が露出しやすくなるため、星の砂を見つけやすくなります。

干潮の時間帯は普段水没している場所まで歩いて行けるので、多くの星の砂と出会えるチャンス!

早朝や夕方の静かな時間帯も、穏やかな光の中でゆっくり星の砂を探せるのでおすすめです。

美しい写真を撮るためのコツ

星の砂は非常に小さな粒なので、撮影には少しコツが必要です。

・マクロレンズを活用

まず、マクロレンズやスマートフォンの接写機能を活用すると、星形の砂のディテールを美しく捉えることができます。

・自然光を味方につける

自然光が柔らかくなる朝や夕方の時間帯を選ぶと、砂の質感がより引き立ち、写真が映えます。特に逆光を利用して撮影すると、星の砂がキラキラと輝き、幻想的な雰囲気が生まれます。

・背景に注意する

砂浜だけではなく、海や岩などの周りの景色も一緒に撮影することでより立体的で美しい写真になります!

その他

星の砂観察を楽しむためのポイント。細かい所まで気を配りましょう♪

・日焼け対策

長時間屋外で過ごす際は、日焼け止めをこまめに塗り、帽子や日傘などで日差しを避けましょう。

・マナーを守って

他の人への迷惑にならないよう、静かに観察し、ゴミは持ち帰りましょう。

星の砂は安易に持ち帰っていいの?星の砂と私たちの未来

左下に”星の砂は自然の一部です”と記載。黄色い背景に三角の黒い警告マークが黄色で描かれている画像

星の砂は、単なる美しい砂粒ではなく、地球の長い歴史と、そこに生きる小さな生命の営みの結晶です。その美しさに魅せられ、つい持ち帰りたくなる気持ちは分かります。

しかし、星の砂は自然の一部であり、その場所から持ち出すことは、生態系を乱し、自然のバランスを崩すことにつながります。

星の砂を鑑賞するだけでなく、その生息環境を守り、未来の世代にも引き継いでいくことが大切です。それは、私たちが自然と共存していくために不可欠な考え方です。

持ち帰りたい気持ちはわかりますが、思い出にしたいのなら、写真で残し、実際の星の砂の持ち帰りは、お土産コーナーにあるものにしましょう♪

星の砂を取り巻く環境問題

中央に”環境問題”と記載。海上にたくさんのビニール袋や空きペットボトルが浮かんでいる画像

宮古島の美しいビーチに輝く星の砂は、多くの人を魅了する一方で、その人気ゆえに深刻な環境問題を抱えています。

私たちが大好きな星の砂を未来へ残すために、その問題点と私たちにできることを一緒に考えていきましょう。

乱獲による減少

星の砂の美しさに惹かれ、持ち帰る観光客が増えてしまっています。その結果、生息地であるビーチの星の砂が減少しています。

つい手に取って持ち帰りたくなる気持ちはよくわかります!でも、この行為が貴重な自然を少しずつ蝕んでいるのです。

星の砂は限られた地域でしか生成されないため、乱獲が続くとその場所特有の自然景観や生態系に影響が出る可能性があります。

持ち帰る量が増えるほど、ビーチでの星の砂の数は減少し、元々の自然美が失われてしまうのです。
ビーチの美しい景観が失われてしまうと、観光客が減ってしまう可能性も。それによって地域経済への悪影響も懸念されています。

生態系への影響

星の砂を形成する有孔虫は、海洋生態系の一部として重要な役割を果たしています。これらの生物が減少することで、海洋環境や砂浜の生態系にも影響が及ぶ可能性があります。
星の砂は、死後に海底に堆積し、サンゴ礁やビーチの砂を形成しますが、その量が減少することで生態系全体のバランスが崩れる危険性があります。

星の砂を守るために!持続可能な観光の必要性

このような状況を受け、持続可能な観光がますます重要視されています。
観光客による乱獲を防ぐためには、ビーチでの採取を制限するルールを設けることや自然を守るための教育が必要です。

なぜ持続可能な観光が必要なの?

・生態系の保護

星の砂は多くの小さな生物の住処であり、生態系の一員。乱獲を防ぐことで生態系のバランスを保ち、生物の多様性を守ります。

・景観の保全

星の砂は、ビーチの美しい景観を形作る存在。星の砂の乱獲を無くし、後世に美しい自然を残す必要があります。 

・地域経済の活性化

持続可能な観光は、地域住民の生活を支え、地域の経済を活性化させることにつながります。

観光業者やガイドが、星の砂を持ち帰らないように呼びかけることも大切です。自然環境を守りながら観光を楽しむためには、観光客自身の意識を変えることが不可欠です。

もちろん、観光を楽しむ側の私たちが意識をして自然を大切にしていくことも欠かせません!

海外ではすでに多くの地域で持続可能な観光に取り組んでいます。
例えば、ハワイ州のビーチではサンゴ礁の保護のために、日焼け止めの使用を制限するルールがある例も。沖縄県でも一部のビーチで星の砂の採取が禁止されています。

温暖化が星の砂に与える影響

温暖化に伴う海水温の上昇は、星の砂を作り出す有孔虫にも深刻な影響を及ぼしています。
海水温が上昇することで、有孔虫の成長に適した環境が失われ、個体数が減少する可能性も。さらに、温暖化によって海洋の酸性化が進行すると、星の砂の主成分である炭酸カルシウムの溶解が進み、星の砂の形成自体が難しくなる恐れもあります。
温暖化による海水温の上昇はサンゴの白化現象を引き起こします。サンゴ礁の現象は海洋生態系全体に影響を与えるもの。星の砂の生息環境が悪化してしまいます。
一部の地域では温暖化の影響により、星の砂を構成する有孔虫の数が減っているという報告もあります。

ごみの問題

星の砂の美しいビーチには、プラスチックごみなどの問題も深刻化しています。

観光客が増加することで、ビーチに捨てられるごみの量も増加し、星の砂が汚れるだけでなく、生態系にも悪影響を与えています。
特にマイクロプラスチックが海に流れ込み、有孔虫や他の小さな海洋生物に影響を与えているとされています。

ビーチで拾った星の砂の中に小さなプラスチック片が混ざっていることも。
また、星の砂だけの問題ではなく、マイクロプラスチックを誤って食べてしまう海洋生物が増えています。これは、食物連鎖を通じて、私たちの食卓にも影響を与える可能性が…。

星の砂を守るための取り組み

左下に”星の砂を守るための取り組み”と記載。鮮やかなブルーの波打ち際の画像

星の砂を守るために、地域住民やボランティアによる保全活動が行われています。地元の人々は、定期的にビーチクリーン活動を行い、ごみの除去に努めています。
また、観光客に対して自然環境を守る重要性を伝える取り組みも行われており、持続可能な観光の推進が進められています。

地域住民やボランティアの取り組み

地域住民やボランティアは、自然保護のための清掃活動や啓発活動を通じて、星の砂を守るための努力を続けています。彼らは、観光客に自然を大切にする心を育むことを目指しており、星の砂が将来の世代にも楽しめるように環境を保全しています。

また、教育活動の一環として、学校や地域社会で星の砂の大切さや、環境保護の重要性を学ぶ機会が増えています。子どもたちから大人まで、多くの人々が環境問題に関心を持って、行動に移すよう促されています。

私たちにもできること

星の砂は、地球温暖化や海洋汚染といった環境問題の影響を受けやすく、その数が減っています。これは、私たち人間の活動が自然に大きな影響を与えていることを物語っています

同時に、星の砂を守るための活動も世界中で行われています。

その活動とは、地域の人々が協力してビーチクリーンを行ったり、子どもたちが環境学習に取り組んだりするなど。このように多くの人々が美しい自然を守ろうとしているのです。

星の砂が輝くビーチを守ることは、美しい景色を残すためだけではありません。

それは、より大きな目標である「持続可能な社会」の実現につながる一歩になるでしょう。

星の砂を守るために、私たち一人ひとりができることはたくさんあります!

私たちにもできること

・ビーチクリーン活動への参加

ビーチに落ちているごみを拾い、美しい海岸線を保ちましょう。

・ごみを減らす

プラスチック製品の使用を控え、マイボトルやマイバックを持ち歩くなど、ごみを減らすための行動を心がけましょう。

・星の砂を持ち帰らない

星の砂は、その場所で鑑賞し、思い出として心に刻みましょう。

・環境に配慮した製品を選ぶ

環境負荷の少ない製品を選ぶことで、間接的に自然保護に貢献できます。

・地域社会での活動

地域の自然保護団体に参加したり、環境に関するイベントに参加したりすることで、より深く自然に関わることができます。

星の砂は、私たちに自然の美しさ、そしてその大切さを教えてくれます。

星の砂を通して、私たちは自然との共存、そして持続可能な社会の実現について深く考えるきっかけになるのです。一人ひとりが小さな行動を積み重ねることで、美しい地球を未来の世代へと引き継いでいきましょう。

大切なのは、意識して行動すること!美しい星の砂の景色を守りましょう。

おまけ!星の砂関連のお土産の種類

左側に”星の砂ボトル”と記載。左から赤・黄・青・緑・ピンクの順番で小瓶にコルクの蓋がされた星の砂の画像

定番!星の砂ボトル

宮古島を訪れた記念に、ぜひ手に入れたいのが、星の砂ボトルです。透明なボトルの中に、大小さまざまな星の砂が詰め込まれており、まるで小さな宇宙のよう。
お部屋に飾れば、いつでも宮古島の思い出に浸ることができちゃいます♪

シンプルなデザインのものから、カラフルな貝殻と一緒に飾られたものまで種類も豊富!空のボトルと星の砂を別々に購入して自分だけのオリジナルボトルを作るのもおすすめです。

星の砂入りマグネット

冷蔵庫やデスクに貼って使える、星の砂入りマグネットも人気です。小さなフレームの中に、星の砂がキラキラと輝き、お部屋を明るくしてくれます。

海の生き物や南国の花など、いろんなデザインがあります。プチギフトとしても喜ばれること間違いなしです。

星の砂入りの海の生き物ストラップ

海の生き物をモチーフにした、星の砂入りのストラップもおすすめです。イルカやウミガメなど、可愛らしいデザインがたくさんあります。
バッグや携帯電話につけて、いつでもどこでも星の砂を持ち歩けます。大切な思い出を持ち歩きましょう♪

他にも星の砂を使ったアクセサリーやインテリア雑貨など様々なグッズがありますので、宮古島に行ったら探してみてくださいね♪

星の砂グッズは宮古島内の土産物店や空港などで購入できます。また、ホテルの売店やビーチ近くのお店でも取り扱っている場合も。

お土産を選ぶ際は、ぜひ自分のお気に入りの一品を見つけてみてくださいね!

海中のサンゴ礁とカラフルで様々な熱帯魚が泳いでいる画像

いかがだったでしょうか?宮古島の星の砂について少しでも興味を持っていただけたら嬉しいです。自然の中で生まれる不思議で美しいものが、私たちの身近に存在していることに驚きますよね。

星の砂は小さな生命体が長い時間をかけて作り上げたものです。

生命体を崩さないように、大切に取り扱うことを心がけてください。

宮古島を訪れる際には、ぜひ星の砂を探して、その自然の美しさをそっと楽しんでみてください。

 


 

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