沖縄本島から南西約300kmに位置する伊良部島は、宮古島と伊良部大橋で結ばれた離島の楽園です。
この記事では、透明度の高いエメラルドグリーンの海と真っ白な砂浜が魅力的な伊良部島の厳選ビーチ10選を、それぞれの特徴・施設情報・アクセス方法とともに詳しくご紹介します。
800mの白砂が続く「渡口の浜」、シュノーケリングの名所「中の島ビーチ」、飛行機の離着陸が間近で見られる「17ENDビーチ」など、目的別におすすめのビーチが見つかります。
さらに、絶景を楽しめる展望スポットや美しいサンセットポイント、ビーチで過ごす際の持ち物や安全対策、環境保護のルールまで網羅的に解説。
伊良部島へのアクセス方法やビーチ巡りに最適なシーズン情報も掲載しているため、旅行計画を立てる際に役立ちます。
初めて伊良部島を訪れる方も、リピーターの方も、この記事を読めば伊良部島のビーチを120%満喫するための情報がすべて手に入ります。
伊良部島のビーチの魅力とは

沖縄県宮古島市に属する伊良部島は、2015年に伊良部大橋が開通したことで、宮古島から車で気軽にアクセスできるようになった人気の離島です。
周囲約26キロメートルのこの島には、手つかずの自然が残る美しいビーチが点在しており、沖縄本島や宮古島本島とは一味違った静かで穏やかな海辺の時間を過ごすことができます。
観光客の数も比較的少なく、プライベートビーチのような贅沢な雰囲気を味わえるのが伊良部島のビーチの最大の魅力といえるでしょう。
透明度抜群の海と白砂のビーチ
伊良部島の海は、宮古ブルーと呼ばれる透明度の高いエメラルドグリーンの海水に恵まれています。
海水の透明度は晴れた日には20メートル以上に達することもあり、水面から海底のサンゴ礁や色とりどりの熱帯魚を見ることができます。
この透明度の高さは、宮古諸島特有の地質が関係しています。
琉球石灰岩で形成された島には河川がほとんど存在せず、山からの土砂が海に流れ込まないため、海水が濁ることがありません。
ビーチの砂浜は、サンゴが長い年月をかけて砕けて形成された真っ白な砂で覆われています。
この白い砂は太陽の光を反射し、海の青さを一層際立たせる効果があります。
砂粒は細かくきめ細やかで、裸足で歩くと心地よい感触が足の裏に伝わってきます。
また、砂浜には大きな岩や危険な貝殻などが少なく、小さなお子様連れのファミリーでも安心して楽しめる環境が整っています。
伊良部島のビーチは、シュノーケリングやダイビングのスポットとしても高い評価を受けています。
沖合にはサンゴ礁が広がり、クマノミ、チョウチョウウオ、スズメダイなど数百種類もの熱帯魚が生息しています。
特に中の島ビーチや渡口の浜では、岸から数メートル泳ぐだけで色鮮やかな魚たちと出会えるため、初心者でも手軽にシュノーケリングを楽しむことができます。
伊良部島へのアクセス方法

伊良部島へのアクセスは、宮古島から伊良部大橋を渡る車でのアクセスが基本となります。
伊良部大橋は全長3,540メートルで、無料で通行できる橋としては日本最長を誇ります。
橋の上からは両側に広がるエメラルドグリーンの海を眺めながらドライブを楽しむことができ、それ自体が一つの観光スポットとなっています。
| 出発地 | 移動手段 | 所要時間 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 宮古空港 | レンタカー | 約25分 | 最も便利な移動手段 |
| 宮古島市街地 | レンタカー | 約20分 | 伊良部大橋経由 |
| 宮古空港 | タクシー | 約25分 | 片道約3,000円前後 |
| 宮古島市街地 | 路線バス | 約40分 | 本数が少ないため注意 |
伊良部島を訪れる際は、レンタカーの利用を強くおすすめします。
島内には路線バスも運行していますが、本数が限られており、複数のビーチを巡るには不便です。
レンタカーは宮古空港や市街地に多数のレンタカー会社があり、事前予約をしておけば空港到着後すぐに利用できます。
繁忙期には車両が不足することもあるため、特に夏季や連休期間に訪れる場合は早めの予約が必要です。
また、伊良部島には隣接する下地島もあり、こちらも橋で繋がっているため自由に行き来できます。
下地島空港も2019年に民間利用が開始され、成田空港や関西国際空港からの直行便も運航されています。
下地島空港を利用すれば、さらに便利に伊良部島へアクセスすることが可能です。
ビーチ巡りのベストシーズン
伊良部島のビーチを最も快適に楽しめる時期は、4月から10月にかけての海水浴シーズンです。
この期間は気温も海水温も高く、海に入って泳ぐには最適な条件が揃っています。
特に梅雨明け後の7月から9月は、晴天の日が多く、宮古ブルーの美しさを存分に堪能できる時期といえます。
| 時期 | 気温 | 海水温 | 特徴 | おすすめ度 |
|---|---|---|---|---|
| 4月〜6月 | 24〜28℃ | 23〜26℃ | 梅雨があるが晴れ間も多い。観光客が比較的少ない | ★★★★☆ |
| 7月〜9月 | 28〜32℃ | 27〜30℃ | 海水浴に最適。台風に注意が必要 | ★★★★★ |
| 10月〜11月 | 24〜28℃ | 25〜27℃ | まだ泳げる。混雑が落ち着く | ★★★★☆ |
| 12月〜3月 | 18〜22℃ | 21〜23℃ | 海水浴には寒い。景色は美しい | ★★☆☆☆ |
7月と8月は夏休みシーズンで観光客が最も多くなりますが、伊良部島は宮古島本島と比べて混雑度は低く、ゆったりとビーチ時間を過ごせます。
ただし、この時期は台風の接近・上陸のリスクが高まるため、旅行計画を立てる際には天候情報を注意深くチェックする必要があります。
台風が近づくと海が荒れ、ビーチへの立ち入りが制限されることもあります。
4月から6月上旬、および10月から11月上旬は、気候が安定しており観光客も少ないベストシーズンといえます。
特に4月下旬から5月上旬のゴールデンウィーク後は、梅雨入り前で天候が良く、混雑も避けられる穴場の時期です。
この時期の海水温は少し低めですが、ウェットスーツを着用すれば快適にシュノーケリングを楽しめます。
冬季の12月から3月は、気温が20度前後まで下がり、海に入るには寒い季節となります。
しかし、この時期でも本州と比べれば温暖で、ビーチ散策や写真撮影には適しています。
冬の澄んだ空気の中で見る海の色は格別に美しく、静かなビーチを独り占めできる贅沢な時間を過ごせます。
また、この時期は宿泊料金や航空券が安くなる傾向があるため、予算を抑えた旅行を計画する方にもおすすめです。
日焼け対策は年間を通して必要ですが、特に4月から10月は紫外線が非常に強いため、日焼け止め、帽子、サングラス、ラッシュガードなどの準備が不可欠です。
また、夏季は水分補給をこまめに行い、熱中症対策も忘れずに行いましょう。
伊良部島のおすすめビーチ9選

伊良部島には、それぞれ異なる魅力を持つビーチが点在しています。
透明度の高い海、白い砂浜、独特の景観など、訪れる人々を魅了する美しいビーチをご紹介します。
渡口の浜

特徴と見どころ
渡口の浜は伊良部島を代表する最も有名なビーチで、約800メートルにわたって続く白い砂浜が特徴です。
サラサラとしたパウダーサンドとエメラルドグリーンに輝く海のコントラストは、まさに南国の楽園そのものです。
遠浅で波が穏やかなため、海水浴や小さなお子様連れでも安心して楽しめます。
透明度が非常に高く、浅瀬でも色とりどりの熱帯魚を観察できるため、シュノーケリングスポットとしても人気があります。
ビーチの両端には岩場があり、潮だまりでは海の生き物を観察することもできます。
夕暮れ時には水平線に沈む美しいサンセットを眺めることができ、ロマンチックな雰囲気に包まれます。
ビーチの長さがあるため、繁忙期でも比較的ゆったりと過ごせるのも魅力の一つです。
施設情報とアクセス
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 所在地 | 沖縄県宮古島市伊良部字伊良部 |
| 駐車場 | 無料駐車場あり(約50台) |
| トイレ | あり |
| シャワー | 簡易シャワーあり(無料) |
| 売店 | 夏季のみ営業 |
| アクセス | 伊良部大橋から車で約15分 |
伊良部大橋を渡り、県道沿いを進むと案内看板があります。
駐車場からビーチまでは徒歩すぐの距離です。
佐和田の浜

佐和田の浜
特徴と見どころ
佐和田の浜は日本の渚百選にも選ばれた景勝地で、他のビーチとは異なる独特の景観が魅力です。
遠浅の海に大小さまざまな岩が点在する光景は、まるで自然が造り上げた芸術作品のようです。
これらの岩は1771年の明和の大津波によって海底から打ち上げられたもので、歴史的な背景を持つ貴重な景観となっています。
干潮時には岩と岩の間を歩くことができ、潮だまりには小魚やカニなどの生き物が見られます。
夕暮れ時には岩のシルエットと夕日が織りなす幻想的な風景が広がり、写真撮影スポットとしても人気があります。
波が穏やかで水深も浅いため、のんびりと散策を楽しむのに最適なビーチです。
施設情報とアクセス
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 所在地 | 沖縄県宮古島市伊良部字佐和田 |
| 駐車場 | 無料駐車場あり(約20台) |
| トイレ | あり |
| シャワー | なし |
| 売店 | なし |
| アクセス | 伊良部大橋から車で約10分 |
伊良部大橋を渡った後、県道を北上すると左手に佐和田の浜が見えてきます。
駐車場は整備されていますが、小規模なため混雑時は注意が必要です。
中の島ビーチ

中の島ビーチ
特徴と見どころ
中の島ビーチは伊良部島で最も人気のあるシュノーケリングスポットとして知られています。
ビーチエントリーですぐにサンゴ礁が広がり、色鮮やかな熱帯魚たちと出会うことができます。
透明度は非常に高く、視界10メートル以上の日も珍しくありません。
クマノミ、ツノダシ、チョウチョウウオなど、多種多様な魚類が生息しており、ウミガメに遭遇できることもあります。
岩場には色とりどりのサンゴが群生し、まるで天然の水族館のような光景が広がります。
ビーチは小規模ですが、その分海の透明度と生態系の豊かさは格別です。
シュノーケリング初心者でも比較的安全に楽しめますが、潮の流れが速くなることもあるため注意が必要です。
施設情報とアクセス
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 所在地 | 沖縄県宮古島市伊良部字中の島 |
| 駐車場 | 無料駐車場あり(約15台) |
| トイレ | 簡易トイレあり |
| シャワー | なし |
| 売店 | なし |
| アクセス | 伊良部大橋から車で約12分 |
県道から脇道に入る必要があり、やや分かりにくい場所にあります。
駐車場は狭く、ハイシーズンは満車になることが多いため、早めの到着がおすすめです。
ビーチへは階段を下りていきます。
17ENDビーチ

特徴と見どころ
17ENDビーチは下地島空港の滑走路17エンド地点に位置する絶景ビーチで、近年SNSで話題となり人気急上昇中のスポットです。
真っ白な砂浜と驚くほど透明度の高いエメラルドブルーの海が広がり、その美しさは息を呑むほどです。
最大の特徴は、頭上を飛行機が通過していく独特の景観です。
パイロット訓練用の空港として使用されているため、タイミングが合えば海の上を低空飛行する飛行機を間近で見ることができます。
この珍しい光景は写真映えすると評判です。
海の透明度は伊良部島の中でもトップクラスで、浅瀬でもサンゴや魚を観察できます。
遠浅のため、波打ち際で遊ぶだけでも十分に美しい海を堪能できます。
ただし、施設がほとんどないため完全な天然ビーチとなっています。
施設情報とアクセス
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 所在地 | 沖縄県宮古島市伊良部字佐和田(下地島) |
| 駐車場 | あり(通り池駐車場を利用) |
| トイレ | なし(通り池付近のみ) |
| シャワー | なし |
| 売店 | なし |
| アクセス | 伊良部大橋から車で約20分 |
下地島空港の滑走路沿いの道を進み、17エンド地点まで行きます。
2019年に周辺道路が整備され、アクセスしやすくなりました。
日陰がほとんどないため、日除け対策が必須です。
イグアナ岩周辺のビーチ
特徴と見どころ
イグアナ岩周辺のビーチは、イグアナの頭部に似た形の岩が特徴的なフォトジェニックなスポットです。
干潮時には岩場が現れ、潮だまりで様々な海の生き物を観察できます。
岩場の周辺は透明度が高く、シュノーケリングに適しています。
カラフルな熱帯魚が岩陰に隠れており、じっくり観察すると多様な生態系を発見できます。
ただし、岩場が多いため足元には十分注意が必要です。
比較的人が少ない穴場的なビーチで、静かに海を楽しみたい方におすすめです。
特に午前中の光の当たり方が美しく、岩と海のコントラストが際立つ絶好の撮影タイムとなります。
施設情報とアクセス
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 所在地 | 沖縄県宮古島市伊良部 |
| 駐車場 | 路肩スペースのみ(数台) |
| トイレ | なし |
| シャワー | なし |
| 売店 | なし |
| アクセス | 伊良部大橋から車で約18分 |
下地島の西海岸沿いにあり、案内標識が少ないため地図アプリの利用をおすすめします。
未舗装の道を少し歩く必要があるため、歩きやすい靴での訪問が望ましいです。
フナウサギバナタ下のビーチ
特徴と見どころ
フナウサギバナタは伊良部島の有名な展望台で、その断崖の下に広がるビーチは秘境感あふれる隠れた名所です。
崖に囲まれた入り江状のビーチは、プライベート感たっぷりの特別な空間となっています。
透明度が非常に高く、波も比較的穏やかです。岩場にはサンゴが点在し、小魚の群れが泳ぐ姿を見ることができます。
人が少なく、静寂の中で波の音と鳥のさえずりを聞きながら過ごす時間は格別です。
ビーチへのアクセスは容易ではなく、急な斜面を下りる必要があるため、体力に自信のある方向けのスポットです。
その分、手つかずの自然が残された美しいビーチを独占できる可能性が高いです。
施設情報とアクセス
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 所在地 | 沖縄県宮古島市伊良部字前里添 |
| 駐車場 | フナウサギバナタ展望台の駐車場を利用 |
| トイレ | 展望台にあり |
| シャワー | なし |
| 売店 | なし |
| アクセス | 伊良部大橋から車で約10分、展望台から徒歩約15分 |
フナウサギバナタ展望台に駐車し、そこから崖を下りていきます。
道が整備されていない箇所もあるため、足元に注意が必要です。
帰りは上り坂となるため、十分な体力と時間の余裕を持って訪れてください。
伊良部大橋下のビーチ

特徴と見どころ
伊良部大橋下のビーチは、全長3540メートルの壮大な橋を真下から見上げることができる唯一のビーチです。
橋の雄大な姿と美しい海のコントラストは、他では見られない特別な景観を作り出しています。
ビーチは白い砂浜が広がり、海の透明度も申し分ありません。
遠浅で波も穏やかなため、家族連れにも人気のスポットです。
橋を渡る車を見上げながら海水浴を楽しむという、ユニークな体験ができます。
特に夕暮れ時には、夕日に照らされた橋のシルエットが海面に映り込み、幻想的な雰囲気に包まれます。
橋と海と空が織りなす絶景は写真撮影にも最適です。
施設情報とアクセス
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 所在地 | 沖縄県宮古島市伊良部字池間添 |
| 駐車場 | 簡易駐車スペースあり(約10台) |
| トイレ | 簡易トイレあり |
| シャワー | なし |
| 売店 | なし |
| アクセス | 伊良部大橋伊良部島側のたもとすぐ |
伊良部大橋を渡ってすぐの場所にあり、アクセスは非常に便利です。
橋のたもとから階段を下りてビーチへ向かいます。
駐車スペースは限られているため、混雑時は周辺の駐車場を利用することをおすすめします。
白鳥崎周辺のビーチ
特徴と見どころ
白鳥崎周辺のビーチは、伊良部島の最北端に位置する絶景ビーチです。
断崖絶壁の下に広がる海岸線は、荒々しい岩場と青い海が作り出すダイナミックな景観が魅力です。
海の色は場所によって濃淡が異なり、深い藍色からエメラルドグリーンまで、グラデーションを楽しむことができます。
岩場が多いため海水浴には向きませんが、景観を楽しみながらの散策や写真撮影に最適です。
波が高い日には、岩に打ち付ける波しぶきが迫力満点で、自然の力強さを感じることができます。
晴れた日には水平線まで続く青い海と空の絶景が広がり、訪れる価値のあるスポットです。
施設情報とアクセス
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 所在地 | 沖縄県宮古島市伊良部字国仲 |
| 駐車場 | 白鳥崎公園駐車場を利用 |
| トイレ | 公園にあり |
| シャワー | なし |
| 売店 | なし |
| アクセス | 伊良部大橋から車で約15分 |
白鳥崎公園に車を停め、そこから遊歩道を歩いていきます。
崖沿いの道となるため、足元には十分注意してください。
強風の日や波の高い日は危険なため、天候を確認してから訪れることをおすすめします。
パイナガマビーチ周辺

パイナガマビーチ
特徴と見どころ
パイナガマビーチ周辺は、正確には宮古島本島側のビーチですが、伊良部大橋を眺める絶好のロケーションとして伊良部島観光と合わせて訪れる価値があります。
伊良部大橋の全景を海から眺められる数少ないスポットです。
ビーチは整備が行き届いており、トイレやシャワー、売店などの施設が充実しています。
遠浅で波も穏やかなため、家族連れでも安心して楽しめます。
海の透明度も高く、砂地が広がるため、小さな魚たちが泳ぐ姿を観察できます。
特に夕暮れ時には、夕日に照らされた伊良部大橋のシルエットが海に映り込み、ロマンチックな雰囲気に包まれます。
橋を背景にした写真撮影スポットとしても人気があります。
施設情報とアクセス
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 所在地 | 沖縄県宮古島市平良下里 |
| 駐車場 | 無料駐車場あり(約30台) |
| トイレ | あり |
| シャワー | あり(無料) |
| 売店 | なし(自動販売機あり) |
| アクセス | 伊良部大橋入口から車で約5分 |
宮古島市街地から近く、アクセスは非常に便利です。
伊良部島へ向かう前後に立ち寄るのに最適な場所で、施設が充実しているため、長時間の滞在にも適しています。
駐車場からビーチまでは徒歩すぐです。
伊良部島ビーチの絶景スポット
伊良部島には、美しいビーチだけでなく、海の絶景を一望できる展望スポットが数多く点在しています。
ビーチで海水浴やシュノーケリングを楽しんだ後は、高台から見下ろす青い海のパノラマビューを堪能するのがおすすめです。
ここでは、伊良部島を訪れたら必ず立ち寄りたい絶景スポットを詳しくご紹介します。
三角点からの絶景

三角点は、伊良部島の最高峰である標高89.5メートルの地点に位置する島内で最も高い展望スポットです。
牧山展望台の近くにありながら、観光客にはあまり知られていない穴場的な場所として、地元の人や通な旅行者に愛されています。
三角点へ続く道は整備されていない自然そのままの小道で、少し歩きにくさはありますが、その分到着したときの達成感と眺望は格別です。
頂上からは、360度のパノラマビューで伊良部島全体と周辺の海を見渡すことができます。
天気が良い日には、宮古島本島はもちろん、来間島、池間島、そして遠くには多良間島まで望むことができます。
特に注目すべきは、眼下に広がる渡口の浜の美しい弧を描く白砂のラインと、その先に続く透明度の高いエメラルドグリーンの海のグラデーションです。
また、反対側には佐和田の浜の独特な風景と、伊良部大橋の全景を一望できる贅沢な景色が広がっています。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 標高 | 89.5メートル(伊良部島最高地点) |
| 眺望 | 360度パノラマ、宮古諸島全体を一望 |
| おすすめ時間帯 | 早朝から午前中(逆光を避けられる) |
| 所要時間 | 駐車場から徒歩約10分 |
| 駐車場 | 牧山展望台の駐車場を利用 |
| 注意点 | 未舗装の道、歩きやすい靴推奨 |
早朝に訪れれば、朝日に照らされて輝く海と、まだ静かな島の風景を独り占めできます。
午前中の光が斜めから差し込む時間帯は、海の色がより鮮やかに見え、写真撮影にも最適です。
一方、夕方には西日を浴びた海が黄金色に染まり、ロマンチックな雰囲気を楽しめます。
牧山展望台からの眺望

牧山展望台は、伊良部島を代表する観光スポットであり、整備された施設から手軽に絶景を楽しめる人気の展望台です。
標高約60メートルの位置にあり、駐車場から展望デッキまでは舗装された遊歩道が続いているため、小さな子供連れやご年配の方でも安心して訪れることができます。
展望台の建築デザインは、伊良部島に生息する渡り鳥「サシバ」をモチーフにした独特な形状で、その羽を広げたような美しいフォルムは、展望台そのものが撮影スポットとしても人気です。
展望デッキに上ると、目の前に広がるのは息をのむような絶景です。
最大の見どころは、伊良部大橋の全景を一望できる唯一無二の眺望です。
全長3,540メートルの伊良部大橋が、エメラルドブルーの海の上を一直線に伸びる様子は圧巻で、多くの観光客がこの景色を求めて訪れます。
橋の向こうには宮古島本島が横たわり、その背後には青い空が広がる、まさに絵葉書のような風景を堪能できます。
展望台の反対側からは、渡口の浜の美しい弧を描く海岸線と、その先に広がる太平洋の大パノラマを見渡すことができます。
海の色は、浅瀬の明るいエメラルドグリーンから、深い場所の濃紺まで、何層ものグラデーションを描いており、時間帯や天候によってさまざまな表情を見せてくれます。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 営業時間 | 24時間開放(夜間照明なし) |
| 入場料 | 無料 |
| 駐車場 | 無料駐車場あり(約30台) |
| 所要時間 | 駐車場から展望台まで徒歩約5分 |
| バリアフリー | 遊歩道は舗装済み、スロープあり |
| 設備 | トイレあり、自動販売機なし |
| おすすめ時間 | 午前中から昼過ぎ(順光)、夕暮れ時 |
展望台周辺には遊歩道が整備されており、亜熱帯の植物を観察しながらの散策も楽しめます。
特に春から初夏にかけては、色とりどりの南国の花々が咲き誇り、フォトスポットとしても人気です。
また、渡り鳥のサシバが飛来する秋には、バードウォッチングのスポットとしても賑わいます。
展望台には説明パネルも設置されており、伊良部大橋の建設の歴史や、周辺の地理、島の自然について学ぶこともできます。
伊良部島を訪れたら必ず立ち寄りたい、島を代表する絶景スポットです。
サンセットが美しいビーチスポット

伊良部島は、美しい夕日を眺められるスポットが数多く点在する、サンセット鑑賞の名所でもあります。
島の西側に位置するビーチや展望スポットからは、水平線に沈む太陽と海が織りなす幻想的な光景を堪能できます。
ここでは、特におすすめのサンセットスポットをご紹介します。
最も人気が高いのは、渡口の浜のサンセットです。
約800メートルに渡って続く白砂のビーチと、穏やかな波が創り出すシルエットの中に沈む夕日は、まさに絶景です。
夕暮れ時になると、空がオレンジからピンク、紫へと刻々と色を変え、その色彩が海面に反射して、幻想的な雰囲気を醸し出します。
ビーチの両端に突き出た岩場が、構図のアクセントとなり、写真撮影にも最適です。
佐和田の浜も、サンセット鑑賞の名所として知られています。このビーチの最大の特徴は、海中から突き出た無数の巨岩と夕日のコラボレーションです。
1771年の明和の大津波によって運ばれてきたと言われる巨岩群が、夕日に照らされてシルエットとなり、幻想的な風景を生み出します。
引き潮の時間帯には岩の周辺を歩くこともでき、より間近で夕日を楽しめます。
17ENDビーチは、下地島空港の滑走路の先端に位置し、独特の雰囲気を持つサンセットスポットです。
広々とした海岸線と、遠くに見える飛行機のシルエットが、他では見られない特別な夕景を演出します。
特に、飛行機の離着陸がある日には、夕焼け空を背景に飛行機が飛ぶ瞬間を捉えることができ、航空ファンにも人気のスポットとなっています。
| スポット名 | 特徴 | おすすめポイント | アクセス |
|---|---|---|---|
| 渡口の浜 | 白砂のロングビーチと穏やかな海 | ビーチ全体が茜色に染まる光景、駐車場から近い | 駐車場から徒歩すぐ |
| 佐和田の浜 | 巨岩群と夕日のコラボレーション | 日本の渚百選、独特の風景、引き潮時が特におすすめ | 駐車場から徒歩約3分 |
| 17ENDビーチ | 空港滑走路の先端に位置 | 飛行機と夕日の共演、広大な景色 | 駐車スペースから徒歩約5分 |
| フナウサギバナタ | 高台の展望台からの眺望 | 海全体を見渡せる、風が強い日でも安心 | 駐車場から徒歩約2分 |
| 牧山展望台 | 標高約60メートルからの眺め | 伊良部大橋と夕日、360度の景色 | 駐車場から徒歩約5分 |
フナウサギバナタ展望台は、高台から夕日を眺められるスポットとして人気です。
眼下に広がる広大な海と、水平線に沈む太陽の組み合わせは圧巻で、特に海の色が刻々と変化していく様子を、ゆっくりと座って眺めることができます。
展望台にはベンチも設置されているため、ゆったりとサンセットタイムを楽しみたい方におすすめです。
サンセット鑑賞の際には、いくつかのポイントを押さえておくと、より美しい夕日を楽しめます。
まず、日没時刻の30分前には現地に到着するようにしましょう。
空が徐々に色づき始める「マジックアワー」と呼ばれる時間帯から鑑賞することで、刻々と変化する空の色彩を余すことなく堪能できます。
また、季節によって日没の位置や時刻が変わるため、訪れる時期に合わせて最適なスポットを選ぶことも重要です。
夏季(6月〜8月)は北寄りに沈むため、北西方向が開けたスポットがおすすめです。
一方、冬季(12月〜2月)は南寄りに沈むため、南西方向の眺望が良いスポットを選びましょう。
天候も重要な要素です。快晴の日よりも、適度に雲がある日の方が、雲に反射した光が空全体を染め、より劇的で美しい夕焼けを見られることが多くあります。
ただし、厚い雲に覆われた曇天の日は、太陽が雲に隠れてしまう可能性があるため、天気予報を事前に確認しておくことをおすすめします。
撮影を楽しむ場合は、三脚を持参すると良いでしょう。
日没後の薄暗い時間帯には、手持ちでは手ブレしやすくなるため、三脚を使用することで、より美しい写真を撮影できます。
また、夕日だけでなく、夕焼けに染まる空や海、周囲の風景も含めた構図を意識すると、印象的な写真に仕上がります。
サンセット鑑賞の後は、周辺が暗くなるため、懐中電灯やスマートフォンのライト機能を活用して、安全に移動するよう心がけましょう。
特にビーチでは、足元が見えにくくなるため、明るいうちに帰路を確認しておくことをおすすめします。
伊良部島ビーチを楽しむための注意点

持ち物と準備
伊良部島のビーチを訪れる際には、事前の準備と適切な持ち物が快適な滞在を左右します。
島内には大型商業施設が少ないため、必要な物は事前に揃えておくことをおすすめします。
まず必須となるのが日焼け対策グッズです。沖縄の紫外線は本土の数倍強く、特に3月から10月は非常に強い日差しとなります。
SPF50以上の日焼け止めクリームを2時間おきにこまめに塗り直しましょう。
海で泳ぐ場合はウォータープルーフタイプが必須です。
また、ラッシュガードや長袖のパーカー、つばの広い帽子、サングラスも忘れずに持参してください。
水分補給用の飲料水も十分な量を用意しましょう。
ビーチによっては自動販売機や売店がない場所も多く、熱中症のリスクが高まります。
保冷バッグに凍らせたペットボトルを入れておくと、長時間冷たい飲み物を確保できます。
マリンシューズやビーチサンダルも重要なアイテムです。
伊良部島のビーチには珊瑚のかけらや岩場が多く、素足では怪我をする危険性があります。
特に中の島ビーチやイグアナ岩周辺では必須となります。
| カテゴリー | 必須アイテム | あると便利なアイテム |
|---|---|---|
| 日焼け対策 | 日焼け止め(SPF50+)、帽子、サングラス、ラッシュガード | 日傘、UVカットパーカー、リップクリーム |
| 水分・栄養 | 飲料水(2L以上)、塩分補給タブレット | 保冷バッグ、スポーツドリンク、軽食 |
| 足元の保護 | マリンシューズ、ビーチサンダル | 予備の履物 |
| 海での活動 | 水着、タオル、防水バッグ | シュノーケルセット、浮き輪、水中カメラ |
| 衛生・応急処置 | ゴミ袋、ウェットティッシュ、絆創膏 | 救急セット、虫除けスプレー、消毒液 |
シュノーケリングを楽しむ場合は、マスク・シュノーケル・フィンの3点セットを持参するか、レンタルショップで借りることができます。
特に中の島ビーチでは色鮮やかな熱帯魚や珊瑚礁を観察できるため、シュノーケリングの準備をしておくと満足度が高まります。
レジャーシートや簡易テント、パラソルがあれば日陰を確保でき、長時間のビーチ滞在も快適になります。
ただし強風時にはテントが飛ばされる危険があるため、しっかりと固定するか使用を控えましょう。
携帯電話の充電器やモバイルバッテリーも持参すると安心です。
緊急時の連絡手段を確保するとともに、美しい景色を写真に収めるためにもバッテリー残量には余裕を持たせておきましょう。
安全に楽しむためのルール

伊良部島のビーチは美しい反面、自然環境ならではの危険も潜んでおり、安全ルールを守ることが命を守ることに直結します。
まず海洋危険生物について理解しておくことが重要です。ハブクラゲは6月から9月にかけて発生し、刺されると激しい痛みと発疹が生じます。
クラゲ防止ネットが設置されていないビーチでは、ラッシュガードやウェットスーツの着用が推奨されます。
万が一刺された場合は、すぐに海から上がり、真水ではなく海水で患部を洗い流し、医療機関を受診してください。
カツオノエボシやオコゼ、ゴンズイなどの有毒生物にも注意が必要です。
岩場や海底の生物には不用意に触れず、海中では周囲をよく確認しながら行動しましょう。
また、珊瑚に触れることも避けてください。珊瑚は触れただけで傷つき、また人間の皮膚にも傷をつける可能性があります。
離岸流(リップカレント)は伊良部島のビーチでも発生する危険な海流です。
沖に向かって強く流れる潮の流れに巻き込まれると、泳力に自信がある人でも岸に戻れなくなる危険があります。
もし離岸流に巻き込まれた場合は、流れに逆らわず、岸と平行に泳いで流れから抜け出すことが重要です。
パニックにならず、冷静に対処しましょう。
監視員が常駐していないビーチが多いため、自己責任での行動が求められます。
単独での遊泳は避け、必ず複数人で行動し、互いに見守り合うようにしてください。
特に子供連れの場合は、保護者が常に目を離さないようにしましょう。
| 危険要因 | 対策 | 緊急時の対応 |
|---|---|---|
| ハブクラゲ | ラッシュガード着用、クラゲ防止ネット内で泳ぐ | 海水で洗浄、酢をかける、医療機関受診 |
| 離岸流 | 波の状態を確認、遊泳区域内で泳ぐ | 流れに逆らわず岸と平行に泳ぐ、助けを呼ぶ |
| 岩場での怪我 | マリンシューズ着用、足元を確認しながら移動 | 出血箇所を清潔に保ち、必要に応じて医療機関受診 |
| 熱中症 | こまめな水分補給、日陰での休憩 | 涼しい場所へ移動、水分補給、体を冷やす、救急要請 |
| 日焼け | 日焼け止めの塗布、ラッシュガードの着用 | 冷やす、保湿、ひどい場合は医療機関受診 |
天候の急変にも注意が必要です。沖縄は突然スコールが発生することがあり、海が急激に荒れることもあります。
雷が鳴り始めたら速やかにビーチから離れ、安全な場所に避難してください。台風シーズン(7月から10月)は特に天気予報を確認し、無理な行動は控えましょう。
飲酒後の遊泳は絶対に避けてください。判断力が鈍り、溺水事故のリスクが大幅に高まります。
また、体調が優れない時や睡眠不足の時も海に入ることは控えましょう。
緊急連絡先を事前に確認し、携帯電話に登録しておくことも重要です。
海上保安庁(118番)、救急(119番)、警察(110番)のほか、最寄りの医療機関の情報も把握しておきましょう。
伊良部島内には診療所がありますが、重症の場合は宮古島本島の病院へ搬送されることになります。
環境保護への配慮
伊良部島の美しいビーチを未来に残すために、訪れる一人ひとりが環境保護への意識を持ち、責任ある行動を取ることが不可欠です。
ゴミの持ち帰りは基本中の基本です。ビーチにはゴミ箱が設置されていない場所がほとんどで、自分が出したゴミは必ず持ち帰りましょう。
食べ物の包装紙、ペットボトル、タバコの吸い殻など、どんな小さなゴミも残さないように注意してください。
プラスチックゴミは海洋生物が誤飲する原因となり、生態系に深刻な影響を与えます。
特にタバコの吸い殻は砂浜に埋められていることも多く、マイクロプラスチックとなって海を汚染します。
喫煙する場合は携帯灰皿を必ず持参し、吸い殻を適切に処理しましょう。できればビーチでの喫煙は控えることが望ましいです。
珊瑚礁の保護も重要な課題です。珊瑚は非常にデリケートな生態系で、少しの刺激でも白化や死滅につながります。
シュノーケリング時は珊瑚に触れたり、フィンで蹴ったりしないよう十分に注意してください。
珊瑚の上に立つことも厳禁です。
中性浮力を保ちながら泳ぎ、珊瑚から十分な距離を取ることが大切です。
日焼け止めの選択も環境保護の観点から重要です。一般的な日焼け止めに含まれるオキシベンゾンやオクチノキサートなどの化学物質は、珊瑚の白化を促進することが科学的に証明されています。
伊良部島のビーチで遊ぶ際は、リーフセーフ(サンゴ礁に優しい)タイプの日焼け止めを使用しましょう。
ミネラル系の成分(酸化亜鉛や酸化チタン)を使用した製品が推奨されます。
| 環境保護項目 | 具体的な行動 | 避けるべき行為 |
|---|---|---|
| ゴミ処理 | すべてのゴミを持ち帰る、ゴミ袋を持参する | ゴミを砂に埋める、放置する、燃やす |
| 珊瑚保護 | 十分な距離を保つ、中性浮力を維持する | 珊瑚に触る、立つ、フィンで蹴る |
| 日焼け止め | リーフセーフ製品を使用する、ラッシュガード着用 | 化学成分入りの日焼け止めを大量に使用する |
| 生物への配慮 | 観察するのみ、静かに行動する | 餌付けする、追いかける、捕獲する |
| 自然環境 | 既存の道を歩く、植物を踏まない | 植物を採取する、新しい道を作る |
海洋生物への餌付けも環境保全の観点から問題があります。
人間の食べ物を与えることで魚の生態系が乱れ、自然な食物連鎖が崩れてしまいます。
また、特定の場所に魚が集中することで珊瑚が傷つくこともあります。
美しい熱帯魚を見つけても、自然のままの姿を観察することを心がけましょう。
貝殻や珊瑚のかけら、石などの持ち帰りも控えてください。
これらは海岸の自然な景観を構成する重要な要素であり、生態系の一部でもあります。
記念に持ち帰りたい気持ちは理解できますが、写真で思い出を残すことをおすすめします。
ビーチへ向かう道中も環境への配慮を忘れずに。植物を踏まないよう既存の道を歩き、野生動物に遭遇しても驚かせたり追いかけたりしないようにしましょう。
伊良部島には固有の生態系があり、私たち訪問者はその一時的なゲストに過ぎません。
シャワーや洗い場を使用する際も、石鹸やシャンプーの使用は最小限に抑えましょう。
化学物質が海に流れ込むことを防ぐため、できれば真水だけで洗い流すことが理想的です。
本格的な洗浄は宿泊施設に戻ってから行うようにしてください。
地域の清掃活動に参加することも、環境保護への貢献になります。
伊良部島では定期的にビーチクリーン活動が行われており、観光客も参加可能です。
滞在中に時間があれば、自主的にゴミを拾いながら散策することも素晴らしい行動です。
これらの環境保護への配慮は、決して難しいことではありません。
一人ひとりの小さな心がけが積み重なることで、伊良部島の美しいビーチは次世代にも受け継がれていきます。
美しい自然を楽しませてもらう感謝の気持ちを持ち、責任ある観光を心がけましょう。
宮古島おすすめアクティビティ

伊良部島でのビーチ巡りを満喫したら、宮古島エリア全体で楽しめる海のアクティビティにも挑戦してみましょう。
透明度の高い宮古ブルーの海は、シュノーケリングやマリンスポーツに最適な環境が整っています。
ここでは、宮古島を訪れたら体験したいおすすめのアクティビティを紹介します。
八重干瀬シュノーケリング

八重干瀬は、宮古島の北方約15キロメートルに位置する日本最大級のサンゴ礁群です。
南北約17キロメートル、東西約6.5キロメートルにわたって広がるこの海域は、大小100以上のサンゴ礁で構成されており、「幻の大陸」とも呼ばれています。
八重干瀬の最大の魅力は、その圧倒的な透明度と豊かな海洋生態系です。
水深の浅い場所では色とりどりのテーブルサンゴや枝サンゴが広がり、その周りを無数の熱帯魚が泳ぎ回っています
カクレクマノミ、チョウチョウウオ、ハタタテダイなど、カラフルな魚たちとの出会いは忘れられない思い出となるでしょう。
八重干瀬へはボートツアーでアクセスするのが一般的で、所要時間は片道約40分から60分です。
潮の干満によってサンゴ礁が海面近くまで現れるタイミングがあり、特に大潮の干潮時には幻想的な光景が広がります。
ツアーには通常、シュノーケリングセットのレンタル、ガイド、保険が含まれており、初心者でも安心して参加できます。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 所要時間 | 約3時間から4時間(移動時間含む) |
| 料金目安 | 8,000円から12,000円程度 |
| 開催期間 | 4月から10月がベストシーズン |
| 参加条件 | 小学生以上、健康な方(妊娠中の方は参加不可) |
| 出港場所 | 主に池間島の港または平良港 |
八重干瀬でのシュノーケリングでは、ウミガメに出会えることもあります。
ただし、野生生物のため必ず会えるわけではありませんが、運が良ければ優雅に泳ぐウミガメの姿を間近で観察できます。
また、シーズンによってはマンタやイルカと遭遇する可能性もあり、海の豊かさを実感できるでしょう。
絶景パラセーリング

宮古島の美しい海を上空から眺めるパラセーリングは、空と海の両方を満喫できる爽快なアクティビティです。
パラシュートに体を固定して、ボートに引っ張られながら上空約40メートルから50メートルの高さまで舞い上がります。
上空からの眺めは圧巻で、伊良部大橋の全景、宮古ブルーと呼ばれる透き通った海のグラデーション、白い砂浜のコントラストを一望できます。
天気の良い日には、宮古島全体を見渡すことができ、来間島や池間島などの離島も確認できるでしょう。
海の色が刻々と変化する様子や、サンゴ礁の模様が上空からはっきりと見える光景は、まさに絶景です。
パラセーリングの魅力は、特別な技術や体力を必要とせず、幅広い年齢層の方が楽しめる点にあります。
インストラクターが丁寧に説明し、安全装備の着用や離着陸のサポートをしてくれるため、初めての方でも安心して体験できます。
フライト中は両手が自由になるため、カメラやスマートフォンで撮影することも可能です。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| フライト時間 | 約5分から10分 |
| 全体所要時間 | 約30分から40分(準備・移動含む) |
| 料金目安 | 7,000円から10,000円程度 |
| 参加条件 | 身長120センチメートル以上、体重35キログラムから100キログラム程度 |
| 開催場所 | 与那覇前浜ビーチ、砂山ビーチ周辺など |
| 実施時期 | 通年(天候により中止の場合あり) |
パラセーリングは、朝の時間帯や夕方の実施もあり、それぞれ異なる魅力があります。
朝は海が穏やかで澄んだ空気の中で爽やかな体験ができ、夕方は美しいサンセットとともに幻想的な雰囲気を楽しめます。
風の状態によって飛行の安定性が変わるため、風の弱い日を選ぶとより快適に楽しめるでしょう。
複数人で同時にパラセーリングを楽しめるプランもあり、カップルや家族、友人同士で一緒に空中散歩を満喫することができます。
上空からの絶景を共有しながら、特別な思い出を作ることができるでしょう。
ユニの浜に上陸ボートツアークルージング

ユニの浜は、宮古島の東側に浮かぶ「幻のビーチ」として知られる白砂の無人島です。
干潮時にのみ姿を現す三角形の砂州で、周囲を美しいエメラルドグリーンの海に囲まれた絶景スポットとして人気を集めています。
ユニの浜へ上陸するボートツアーは、宮古島観光のハイライトとも言える体験です。
ボートで約30分から40分かけて海上を進むクルージング中も、透明度の高い海を眺めながらリラックスした時間を過ごせます。
天候や潮の状態によっては、イルカの群れに遭遇することもあり、自然の豊かさを感じられるでしょう。
上陸後は、360度を海に囲まれた真っ白な砂浜の上で、他では体験できない開放感を味わうことができます。
膝ぐらいまでの浅瀬が広がっているため、小さな子ども連れでも安心して楽しめます。
海の色は場所によってエメラルドグリーンからコバルトブルーまで変化し、写真撮影にも最適なロケーションです。
ツアーには、シュノーケリングタイムが含まれているプランも多く、ユニの浜周辺の豊かなサンゴ礁と熱帯魚を観察できます。
海の透明度が極めて高いため、水面からでも海底の様子がはっきりと見え、まるで空中を漂っているような感覚を味わえます。
ウミガメやカラフルな魚たちとの出会いも期待できるでしょう。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 所要時間 | 約2時間30分から3時間 |
| 料金目安 | 9,000円から13,000円程度 |
| 開催条件 | 干潮時のみ(潮位による) |
| 参加条件 | 年齢制限なし(小さな子どもは保護者同伴) |
| 出港場所 | 主に宮古島東海岸の港 |
| ベストシーズン | 4月から10月(夏季は特に海が穏やか) |
ユニの浜ツアーの魅力は、自然のタイミングに合わせて現れる島という特別感にあります。
潮の満ち引きによって出現する時間が毎日変わるため、事前にツアー会社に確認して予約することが重要です。
また、干潮時でも水深が浅いため、泳げない方でも安心して楽しめます。
ツアーには、通常、ライフジャケット、シュノーケリングセット、飲み物などが含まれています。
日差しが強いため、日焼け止め、帽子、サングラスの持参をおすすめします。
また、防水カメラやスマートフォンの防水ケースがあると、貴重な瞬間を記録できるでしょう。
これらのアクティビティは、伊良部島のビーチ巡りと組み合わせることで、宮古諸島の魅力を最大限に満喫できます。
それぞれのアクティビティは天候や海況に左右されるため、滞在日程に余裕を持たせて計画することをおすすめします。
まとめ
伊良部島は、透明度の高い海と美しい白砂のビーチが魅力の楽園です。
渡口の浜や中の島ビーチなど、それぞれ異なる特徴を持つビーチが点在しており、シュノーケリングや海水浴、絶景撮影など様々な楽しみ方ができます。
ビーチ巡りのベストシーズンは4月から10月で、特に梅雨明け後の7月から9月は海の透明度が最も高くなります。
伊良部大橋の開通により宮古島からのアクセスも良好で、レンタカーでの移動が便利です。
ビーチを訪れる際は、日焼け対策や水分補給を十分に行い、ハブクラゲなどの危険生物に注意しましょう。
また、美しい自然環境を守るため、ゴミは必ず持ち帰り、サンゴや生物を傷つけないよう配慮することが大切です。
伊良部島の美しいビーチで、最高の沖縄リゾート体験をお楽しみください。
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