バスや飛行機、船などで乗り物酔いをしやすい人は、パラセーリングで酔うのではないかと心配になっているのではないでしょうか?
結論としては、パラセーリングは上空で揺れることもあるので酔う可能性はあります。
ただ、酔わないように対策はできるので、パラセーリングにチャレンジしたいと思っている人は安心してください。
この記事では、パラセーリングで酔うパターンと対策方法を紹介します。
パラセーリングで酔う2つのパターン
パラセーリングでは、酔い方に2つのパターンがあります。
どのような形で酔う可能性があるのかをまず確認しておきましょう。
移動中に船酔いする
パラセーリングをするときには、ボートで水上を移動してからフライトを始めます。
このボートでの移動中に船酔いをするのが典型的なパターンです。
船酔いをしてしまうと、パラセーリングに挑戦する前に楽しめなくなってしまいます。
パラセーリング中に酔う
パラセーリングでフライトをしている最中に酔うパターンもあります。
上空では風の影響を受けるため、少なからず揺れるのは仕方ありません。
気分が悪くなると、せっかくの風景が台無しになってしまいます。
そもそも酔うのはなぜ?
パラセーリングに限らず、乗り物酔いをして気持ち悪くなるのはなぜなのでしょうか。
乗り物酔いのメカニズムは複雑で、目や耳などの五感による認識と脳による知覚情報の処理が深く関わっています。
医学的には乗り物酔いは「動揺病」と呼ばれています。
乗り物に乗っていて、不規則な加速や減速などの刺激によって五感にずれが生じたり、脳に伝わる情報量が過多になったりしたときに乗り物酔いが起こります。
刺激のアンバランスが起きると自律神経の乱れが生じ、心理的な不安やストレスが起きて吐き気や不快感をもたらすと考えられています。
脳や自律神経が影響しているので、単純に乗り物の動きによって酔うわけではないのです。
パラセーリングで酔わないための対策
パラセーリングで酔ってしまうと、せっかくの楽しい体験がつらい思い出になってしまいます。
パラセーリングを楽しい思い出として残すためにも、酔わないための事前準備が大切です。
乗り物酔いが起きる原因を踏まえて、酔いを防ぐための対策を紹介します。
酔い止めを服用する
車酔いや、船酔いなどの乗り物酔い用に販売されている酔い止めを飲むことは効果的です。
ボートでの移動時とパラセーリングによる酔いも同時に対策できるので、不安がある人はあらかじめ飲んでおきましょう。
酔い止めは、一般的に30分~1時間前くらいに飲むと良いと言われています。
気分が悪くなってから飲んでも回復しやすいので、パラセーリングに行くときには念のため持って行きましょう。
酔い止めは医師に処方してもらわなくても、ドラッグストアでいつでも気軽に買えます。
数種類置いているドラッグストアが多いので、迷ったときには薬剤師に相談して選びましょう。
視野をできるだけ広げて遠くを見る
乗り物酔いを防ぐためには、遠くを見ることも効果的です。
近くを見ていると視覚的に大きく揺れているのが感じられて、動揺が生じやすいと考えられているからです。
移動時にボートに乗ったときは、遠くの景色を眺めるように心掛けましょう。
パラセーリング中も手元や足元を見るのではなく、前方や左右に視野を広げて景色全体を眺めるようにすると酔いにくくなります。
十分な睡眠を取る
睡眠不足で体調が悪いときは、酔いやすくなるので気を付けましょう。
初のパラセーリングで緊張したり、ワクワクしたりして眠れないこともあります。
高所が苦手な人は、不安でよく眠れずに当日を迎えることもあるでしょう。
万全の体調なら酔わない人も、睡眠不足で気分が優れないときには酔ってしまう可能性があります。
症状が重い場合にはパラセーリングを延期した方が良い可能性もあるので、睡眠不足が気になっているときにはスタッフに相談して指示を仰ぎましょう。
満腹のときは避ける
満腹のときには、酔って気持ち悪くなりやすい傾向があります。
パラセーリングの予約を取れた時間帯が、朝食後や昼食後の時間帯のこともあるかもしれません。
満腹感を感じていない状態でパラセーリングに挑戦するために、直前の食事にならないように時間調整をしておきましょう。
軽くで済ませば大丈夫ですが、つい食べ過ぎてしまうこともあるので、できれば食べないことが安全策です。
お腹が空いてしまって困ったときには、飴やガムなどで少し糖分を摂って紛らわせパラセーリングを楽しむと良いでしょう。
前日のお酒は控えめにする
前日の夜にお酒をたくさん飲んで二日酔い気味になっていると、移動中やパラセーリング中に気持ち悪くなってしまいます。
パラセーリングの前日には、お酒はほどほどにしておきましょう。
大きめの船を利用する
ボートで船酔いするリスクを下げるためには、大きめのボートを選ぶのもおすすめの対策です。
大きいボートは小さいボートと比べて、重心が低く海上で揺れにくいからです。
ただしこれは、こちらで選べない要素ではあります。
お店によっては複数のボートを所有しており、大きなボートが空いている可能性もあるので相談してみるのもよいでしょう。
まとめ
パラセーリングではボートで移動している間に船酔いをする場合と、パラセーリングのフライト中に酔う場合があります。
どちらも体調や心理的な要因が影響するので、睡眠を十分にとって万全の状態で臨むようにしましょう。
また、酔い止め薬を飲んでおくことも有効な対策です。
酔うかもしれないという不安があると、余計に酔いやすくなるのでリラックスし自信をもってパラセーリングにチャレンジしましょう。
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